冷蔵庫のビールを勝手に飲まれた怒りが感謝に変わる時
週末、子ども達が家でごろごろしては家の中を散らかす状態に、いらいらしながらも無事乗り切った。
「あー、こんな時はちょっとだけ。いいよね?ビールで一人お疲れ様会しても」。もう一人の私がささやく。
「うーん、そうだね。こんな日はね」。
ということで、コンビニでレギュラー缶を1本だけ買って冷蔵庫で冷やしておいた。全部片づけて、お風呂上りに飲もう。
で、気持ちよくお風呂から上がってきたら、子ども達がまだ起きている!!「こらー!もう寝る時間でしょー!」
と言いつつ、少し気は大きい。なんてたって楽しみがあるから。
と…!
机の上に蓋の開いたビール缶が。側に夫が。
もう、見ただけで重量がないのは分かった。空っぽだね、これは。
「飲んだね!私のやったのに!怒」
夫は、「いや、これは俺のために買ってくれたものやと思った、なあ」と子供に同意を求めている。
あー、もういいよ。わかったよ。こうなる運命だったんだ。きっと。はいはい、さようなら、お休み。
あまりの失望感で布団に直行。いつもなら、もう一人の私が、「仕方ないよ、またコンビニに買いに行ったらいいし」とささやくのだが、「別に!ビールなくても大丈夫だから!」と言い返せた。
翌朝、いつものように体重計に乗ると、若干減量している。
「おお!昨日、ビール飲まなかったからだ。飲まなくてよかった」。
夫に対してまだ怒っていたけれど、体重計に乗ったことで少し優しい気になれた。朝はまだ許せなかったけど、昼頃には怒りは感謝に変化していた。ビールは月に2回だけと決めている私。「ちゃんと守れたね」、と自分の功績にまでしてしまった。
どうでもよい話ですみません。