ラグビー日本代表戦、もやっとしたとこありますか?

ラグビー日本代表の試合には本当に感動しました。
 
ふと、ライターとして他の人は日本代表の試合を見てどう思ったのかインタビューしてみたくなりました。それも「日本代表の試合を見てもやっとしたところはありましたか?」という質問。
 
というのも、仕事で開業医の先生方に取材をしていて、「これまでのご経験の中で印象に残っているエピソードがあれば教えてください」とお伺いすることがあります。すっと話が出てくる人も入れば、うーんと固まってしまう人も。そしてそういう人はよく「失敗したり嫌だったエピソードは山ほどあるんだけど、話せるようなのは・・・。うまくいったものは、ほっとして忘れるので」というようなことをおっしゃります。病院紹介という媒体の性質上、医師が失敗したり嫌なイメージのまま残っている事例を取り上げるのは憚りますし、ご本人も口を閉ざします。仮にお聞きできたとしても、記事にできるかどうかは慎重な検討を要します。記事にならないかもしれない恐れが多分にあることにじっくり時間を割くのは、他にも聞かなければならない項目がある中、私もなかなかできません。先生の様子を見て、その話題は切り上げていました。
 
でも、この失敗や嫌だったエピソードの中にこそ、その人の価値観や生き様が詰まっているはずです。その話自体を記事にすることはなくても、その体験を聞かせて頂くことでその人への理解が深まり、文章全体の質が変わってきます。だから、「あー、あそこ聞けなかったな」と自分の不足さをひしひし感じます。
 
ひるがえって、ラグビー日本代表戦。
「ほんとうに凄かったよねー」「あのプレーしびれたー」「日本最高」「感謝しかない」。など、感動し、称え、共感して高揚する言葉はたくさん聞けました。でも、ひょっとしたらもやっとしたり、イラっとしたり、何かひっかっかた場面があったかもしれません。
 
今回は、自国開催。その中で台風の被害にも見舞われ、多くの被災者が出ました。日本戦は開催できたものの中止になる試合もあり、試合の開催の決定についての論争もありました。試合中のプレーや選手の行動、はたまたルールなど。
 
「日本代表戦、どこかにモヤモヤを感じましかか?それはどうして?」
こう聞いたら、答えが人によって様々になりそうだし、「えー、そんなとこ?」と面白い発見がありそう。
 
 
ちなみに私がモヤっとしたのは、
 
スコットランド戦で堀江選手が頭から流血するほどのタックるをされたのに、相手にイエローカードが出なかった時。(審判へのモヤっではなく、心の中で「イエローカード出ろー」と祈っている自分を残念に思っている、ことに気づいて)
 
・南ア戦でラインアウトで度々相手にボールを取られた場面。(思わず何やってんのーと叫んでしまったが、解説の人によると、戦略が研究されてたり、身長差もあってとのこと。育児の場面に例えると、子どもが何かできない時、その状況を良くも知りもしないで、「そんなんもできないのー」と言っているのと同じやな、と反省)
 
・南アの9番のデクラーク選手。小さいのに強くて倒れないどころか押してくる。ちょこちょこ動いてどこにでもいる。スクラムの時に手の上でボールを回す姿がなんだかしゃくに触る。いやらしいー。もー、どいてー。あっち行けー、って試合中ずっと思っていました。でも、モールで押されてトライを決められた時は心からすごいと思いました。この人にはなぜだかわかりませんが、心が乱されました。(えー、好きになってしまったのかも?笑)他にもいらっしゃいますか、デクラーク選手にモヤっとした方?
 
スコットランド戦が中止になったら、スコットランド側は正式に抗議するという記事を読んだとき。(もし、私が大会の主催者だったらどう判断行動するのがよいのか考えさせられました。イベントの主催側としていつどこでどう判断するか。私は出来るだけ早く、最悪の危険を想定して判断すべきという考えをもっているけれど、一方で主催者側も規定だけでなく状況に合わせて柔軟に対応することも大事と再認識しました)
 
まだまだありますが、長くなってしまったのでこの辺りでいったん止めておきます。永遠に続けちゃいそうなので。
 
 
 
プロフィール
id:はてなIDをここに入れる
名前・ニックネーム等

ブログの説明等

##ブログ名をここに##をフォローする