台風時のイベントなどの開催判断

過去最強ともいわれている台風19号が日本を直撃しています。

関西は少しそれて東海から関東が直撃予定で、数日前から皆が注視してきました。

 

 

関西に影響が出るのは今日。

前日まで私の周りでは、「運動会をしてほしい」「祭りが中止になるのはショックだ」「サッカーなどクラブの練習が中止になるかもしれないから遊びに行こう」「約束があるから、ランチに行く」など、びっくりするほど気楽な声が聞こえていました。台風の進路予想、また過去最大級規模の台風ということを勘案すると、たとえ少し関西がそれそうだとしても、最悪の事態を想定して安全第一で決断を早めにするのが当然だと思っていましたが、そうでもない人も多いのだなとわかりました。

 

例えば、小学生のクラブ活動なども今日の午前6時に開催可否を判断するなど、「それは遅すぎるんじゃない?」と思いますし、「約束がある行ってきます」と電車にのって三宮までランチに行っちゃう年配の方とか、「帰れるのかなあ」と心配になります。ところが本人はそれほどでもないようで。結構、軽く見積もっているんですね。逆に私は重く見積もりすぎる方で、こういう日は家にこもっています。

 

以前の仕事で、災害時には各関係者にHPなどを通じて知らせる部門にいました。電話での問い合わせなどにも対応していました。混乱を防ぐためにも早い判断が重要なこと、また、開催しても帰宅の足を確保できるかまでを必ず見込んで判断すること、とにかく安全第一と身に染みています。慎重になりすぎたり、予想と違って台風がそれたりして、「後から開催できたのに」とクレームを受けることもありますが、それでも開催者側としては心で泣いても安全第一だと思います。

 

でも、当事者の方は、思い入れも強いですし、これまで準備してきたこともある、中止にすればその後の予定が大幅に狂ってしまったり、赤字を覚悟しないといけなかったり。なかなか、踏み切れないのもよくわかります。

この辺りは過去の経験値によるのかなあとも思います。こういう時に行動の仕方でその人の考え方や過去の経験などもわかるなあと。

 

一方、このような日でもどうしても外出をしないといけない場合もあります。例えば、うちは母が透析患者なので透析日にあたっているといろいろな調整をして病院まで向かいます。また透析をしてくださるスタッフの方も交通手段などを確保したり場合によっては泊まり込んだりしてきて下さることに本当に感謝しかありません。他にもとても重要な用事があって移動をしないといけない場合もあるでしょう。

緊急具合、重要具合と災害の規模、その影響の範囲の予測・・・。

 

また、今回はラグビーワールドカップの中止も物議をかもしています。これ、ほんと、難しい。自分が開催者だったらどうする?とほんま考えました。特に明日の日本とスコットランド戦。その日が無理なら、延期できないのか、場所を変えられないのか。先に決まっていた中止というルールを順守するのか。そのルールはこのような大きな災害を想定したものだったのか。過去のルールが必ずしも最近の災害には当てはまらないことも増えています。柔軟に対応することも必要。とはいえ、他の2試合はすでに中止にしているし、公平性が保てない。でもスコットランドの立場だったら気持ちはすごくわかる。

 

台風の被害がどこまででるか。ラグビーのことを言っている場合でないぐらいの甚大な被害がでるかもしれないし、ある程度、落ち着くかもしれない。無観客で試合はできるかもしれないけれど、そんな社会が大変な時でも試合するのがワールドカップなの?明日の6時時点での判断も何をもって判断するの?

 

でもでもでも、やっぱり安全第一。

それが利益優先とか、都合優先とか、にならなきゃいいんだけど。

 

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