子供に肯定のメッセージを送る
先日、勉強会で肯定のメッセージの送り方について再度勉強しなおしました。
すごいね
えらいね
かしこいね
立派だね
早いね
よくできたね
いい子だね
通常、よく使ってしまうこれらの言葉。でも、この言葉ばかり使っていると子どもの主体性が育ちにくくなります。なぜならこういう風に褒められたからやる子になってしまうと、ほめられないとやらなくなったり、人からの評価ばかりを気にしてしまう子になってしまうことがあるからです。
えー、そしたらなんて言ったらいいの???
ってなりますよね。それは簡単で子どもを評価する言葉ではなく、自分の感じたことをそのまま口にするだけでいいのです。
うれしいな
感激したよ
ありがとう
元気がでたよ
大好きだよ
感心したよ
こんな表現がありますね。そうすると子どもは、自分がしたことの出来・不出来で評価されるのではなく、自分がしたことを親がどう感じたかが分かります。大切にされているんだなーと実感できるんです。
これ、本当に何回も何回も勉強してきたし、実際にロールプレイもして、こう表現してもらえると本当に温かい気持ちになることも体験済みです。それでも、実生活の場面では、ついつい(うっかり^^)、すごいね!えらいね!を連発してしまうことがあります。
もちろんこの言葉が悪いわけではないんです。心からすごい!えらい!って思っているんですから。でもその後にできるだけ、私自身の気持ちも付け加えようと、再度思いました。
勉強会では、どうしてすごいと思ったのか、何に対してすごいと感じたのか。そのあたりを別の表現にしていく練習をしました。参加者のそれぞれの体験談もシェアしあいました。
個人的にはこういう表現はボキャブラリーの問題でもあると感じます。つまり言葉を知っているかどうかで表現力が変わります。知らないと、結局「すごい!」しか言えないんですよね(涙)。だから、こういう風に、こんな場面ではこんな言葉で気持ちが表現できるかもしれないなーとボキャブラリーを増やしていく作業は必ず必要です。こうして、子供にかける言葉をいろいろストックしておいて、その場面が来たら、内心、ニヤニヤしながら伝えてみるのです。
けっこう、大変ですよ。私も勉強していなかったらこんなこと一人ではやれていないと思います。家族との会話なんて、自然と思ったことただ口にするだけでいいし、それが本当のコミュニケーションだと思っていましたから。
でも、口にだす言葉が本当の気持ちであることの方が少ないと知りました。特に怒っている時などは、思っていることと正反対の言葉が口走ったりしますしね(汗)。普段の時も、本当の気持ちは?私はどう感じてる?と自問しないと、気持ちを素直に表現することはなかなかできません。それまで普段のコミュニケーションでは楽して簡単な方に流れているのですね。